今月の締めブログとして ちょっと熱く語らせて頂きます
前号で書きました、現在チャイナプラスワンとして再びベトナムがまた注目されてます。
あるベトナム現地雑誌では第3ブームとも呼んでいます。
しかし、ベトナムにいらっしゃる社長さんにお話を聞くたびに、『そんな甘かないのにねぇ』といいます。
私も同感です
遊びにきているなら楽しいと思いますが、仕事で成果を出さなくちゃいけない状況で後ろから来るのプレッシャーと、日本のやり方を理解してもらえないベトナムの文化と限られた時間の中で、とても やるせないAWAY感があります。もちろんベトナム文化に合わせてやれば すぐにできることもあります。ベトナムで商売するのであればベトナム文化のやり方を取り込めば良いです。
しかし、私たちのやっている主戦場は日本であります。だからベトナム文化のやり方だけではいけないのです。本当のパートナーシップを持ってやるのであれば、私達が日本のやり方を丁寧に伝えながら、ベトナム人に理解してもらうことが大切だと思ってます。とても時間がかかることだと思いますが。。。
今まで私自身が気づかなかったことですが、最長で2週間のベトナム出張でした。
何度も訪れているはずですが、長期滞在となると、今まで見えなかったことが想像以上に沢山あります。
ベトナム人のいいところをなるべく見つけてそこを伸ばしていけば なんとかなるかな・・などポジティブに捉えてきた私も、最近は壁にあたったようです。AWAYはAWAYのやり方を見つけるが吉と考えてます
また中国と同じく、都心部の賃金、物価上昇は著しく、コストメリットもでにくくなってます。
もし安くなんとかしようとするもんなら『こんな細かい仕事 もっと金くれないとやらん』というのが露骨です
また受注したあとの工場の責任感もひどいものです。
ものづくりに対してのプライドもこだわりも持たいない彼らに(全部の会社がそうだと思いませんが、、、)未来はあるのか?ほんとにこのまま経済成長していくのか?なんてホントに思います。
ベトナムが将来先進国の仲間入りするという方もいらっしゃいますが、今のベトナムからでは先進国になれることは想像ができません。確かに現在PAOWERが溢れている国ですが、人口ボーナスも2020年をピークに迎え、減少していきます。ベトナムに残された時間はピークまで後7年です。
後7年しかないなかで、ベトナム人がインフラを整え、先進国並みの教育を計画通りに遂行できるとは思えないからです。
ベトナム4Kの近視眼に象徴されることが本当ならば計画通りに簡単にはいかないでしょう。
残りの3K(勤勉、器用、かかあ天下)
現場で作業をしていても、なにせ計画通りにいかない事がほとんど。日本の感覚の半分以下ですね。この編のお話についてはどこかの折に触れたいと思います。
今回は気づけばたくさん書いてしまっていたので、また帰国までに良い報告させて頂きます!!